パスカは、時々見栄を張ります。
台風のメアリーさんが近づいて来ていた時のお話です。
大した理由はありませんが、時々パスカは機嫌が悪くなります。
その日も私に向かって「あ”ー」と怖い声を出しました。
パスカが無意味に機嫌が悪くなった時は、私は相手をしなくなります。
無視です。
パスカは私とアイコンタクトが取れなくなってしまったため、
「しまった。おねがこわい声をだしたから、ゆかこわくなっちゃった。どうしよう。」
とパスカの考えていることが透けて見えました。
そして、台風メアリーさんの登場です。
突風が吹いてきました。
怖い音です。
ゆかー!とすがりつきたいパスカ。
しかしながら、パスカの見栄が邪魔をします。
少しづつ私に近づいてくるパスカ。
まだパスカの虚栄心が邪魔をしています。
向こうを向いています。
たまに、ちらっちらっとこちらを伺いながら、私がどれだけまだ怒っているかを確認しています。
私は特に怒っていなかったのですが、パソコンに向かって仕事をしていました。
ついにこちらを向いたパスカ。
許された感を感じ取ったようです。
しかし!
ここで素直に「だつこー!」とすがるなんて赤ちゃんみたいなことはできません。
私からの「大丈夫?」待ちです。
めんどくさい男ですね。
私はパスカの前にしゃがみ、「大丈夫?なでする?だつこ?」とわざとらしく声をかけます。
パスカはもう満更でもありませんが、あと一声欲しいようです。
「台風だね。大丈夫?」
私はパスカのおててをなでなでします。
「ん?大じょぶ?ふdffafffaになったったの?」
大事なのは「言葉」ではありません。
パスカ落城です。
私の宝物・パスカが好きすぎて彼に要望を叶えたドックキャリーバックを作りました。 既存品では満たせなかった安定感や素材、そしてデザインを改良し、より犬と飼い主の生活に寄り添うキャリーバックとなりました。 パスカ・リックスキーは、犬と飼い主が安心して一緒に過ごせる商品です。
パスカンパニーウェブサイト https://yukatopascompany.com