パスカを預けたあと、私は一度自宅に戻りました。
いつもの部屋に入った後、パスカが遊んでいたねずみ、パスカなりに整えたブランケットが目に入りました。
それらを見て私は空っぽの気持ちに浸りました。
それからと言うもの、私はソワソワしっぱなしです。
いつでも電話が受け取れるように片手にiphoneを持ち、とりあえず掃除機をかけることにしました。
ついでに窓やサッシも拭きました。
パスカの手術は午前の診療が終わった後、お昼頃に行われると聞いていました。
まだ時計の針は11時を差していました。
ちらちらiphoneを見ながら、何か気が紛れる方法を探します。
私はやろうやろうと思って先延ばしにしていたDIY、タイル貼りをすることにしました。
ちょっと休憩しようと思っても、ついパスカの写真ばかりを見てしまいます。
冷蔵庫に近づく度に背後を見てしまいます。
足元をいつものように気にしてしまいます。
私のおうちは、パスカの痕跡だらけです。
やっと15時です。
私はシーツを変えることを思いつきました。
いぼが膿んでしまったときシーツに血がついてしまい、パスカはとても気にしてしまっていたからです。
じゃぶじゃぶ洗えるシーツに取り替えました。
17時。
やっとお迎えのお時間です。
いちいち「早いんでー」と嫌味を言ってくる看護師のことはこの時はもうどうでもよく、早くパスカに会いたい気持ちでいっぱいでした。
いぼ取り手術(脂腺腺腫・皮脂腺腫)と歯石取り手術 ④はこちら。
みんなの大事へ ─大切なものは前に─
動物用のキャリーバック(リュック)の販売をしています。 私の宝物・パスカが好きすぎて、彼の望みを詰め込んだドックキャリーバックを作りました。 既存品では満たせなかった安定感や素材、そしてデザインを改良し、より犬と飼い主の生活に寄り添うキャリーバックとなりました。
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