ふたりはなかよし🐾

犬のパスカを愛しています🐾パスカのためにドックキャリーバックをつくりました。૮ ・ﻌ・ა

ぼくはねずみ。パスカくんのともだち。①

僕はねずみ。パスカくんのともだち。

1.ねずみ アカデミーを卒業する。

 

「おめでとう!君たちは合格だ!」

ねずみアカデミー、ねずみ長が言いました。

 

「やったー!」「これで一人前だ!」「卒業だなんて嬉しい!」

はしゃぎ回るねずみたちの声が聞こえます。

 

「最後に、一番大切なねずみの心得をみんなで言おう!」

ねずみ長の顔もほころんで見えます。

 

『いぬと一緒に楽しく遊ぶこと!』

 

 

「(ぼくはどんないぬと出会うのだろう)」

一匹のねずみが、暗い車内の中で心を踊らせています。

 

ガタッ

 

車のドアが開き、光が差し込みました。

 

 

「ここは…。どこだろう。おもちゃ売り場なのかな。」

ねずみは目を凝らして周りを見渡します。

 

「(ぼく以外誰もいない。変だな。ぼく達はおもちゃ売り場で売られるはずなのに。)」

 

ねずみはアカデミーで習ったことを思い出しました。

 

「誰かいますかー…!」

ねずみは、肩をすくめて控えめに大きな声を出しました。

 

「(いない…。)」

ねずみの心の中に、黒くてもやもやしたものが立ちこめはじめました。

 

「ぼく、間違ったところに来ちゃった…?”

ねずみののどの奥が、糸で縛られたかのようにきゅっとなりました。

 

’パチっ’

 

とつぜんねずみの目の前が明るくなりました。

 

「(ここは…なに…?)」

見たこともない機械たちが、ねずみを取り囲んでいます。

 

ねずみが立って歩いてみようと決心したその時です!

 

「おはようございまーす!」

 

「(人間だ…!)」

 

黒いエプロンをかけた人間がやってきました。

 

「こんにちはー!」、「いらっしゃいませー!」人間がポツポツとやってきます。

 

「(いぬは…?)」

 

待てど暮らせど、いぬは現れません。

 

ねずみが悲しくなりかけたとき、誰かがねずみの体をつかみました。

 

「初回のお客さまには、おもちゃかボウルのどちらかを差し上げているんです。」

 

空中にぶら下げられたねずみは、箱の中に入った生きものと目が合いました。

 

「(……いぬだ……!!!)」

 

ねずみはこころの中で叫びました。

 

「そうねぇ、こちらにするわ。」

人間がボウルを指さしました。

 

「いぬだ!!いぬだ!!」

 

ねずみは興奮していて、周りの声が耳に入りません。

 

「ありがとうございましたー!」

 

箱に入ったいぬと、人間は去って行きました。

 

「いぬ…。」

 

ねずみは悲しげにつぶやきました。

 

 

 

パスカくんサイドのお話は→こちら

 

ぼくはねずみ。パスカくんのともだち。→②へつづく

 

近い将来



 

1. Nezumi graduates an academy.

 

“Congratulations!!You guys passed the exam!”

Nezumi academy principal said in a loud voice.

 

Whoopee!”  ”Yes!”  ”We became a man!”  “Am I glad to graduate!”

The joyful voices reverberant everywhere.

 

“Finally, let’s say the rule of a mouse together!”

The Mouse principal’s face seems to be smiling broadly.

 

‘We play merrily with the dogs!’

 

“I wonder what kind of dog I’m going to meet after this…”

 

Nezumi is excited in a dark car.

 

Nezumi heard a sudden screech.

 

“Someone’s coming!I pretend that I can’t move.”

 

As the car’s door opened a rattle, the light came through.

 

“I wonder where I am….Is it the toy section?”

 

Nezumi looked around observantly.

 

Nezumi strained his eyes trying to find something.

 

“It’s weird.We ought to be sold at the toy department.”

 

Nezumi remembered learning  something at an academy.

 

“Anybody here…?”

 

Nezumi shouted discreetly with hunching his back..

 

“No one….”

 

Nezumi’s mind starts to envelope something black and unclear.

 

Nezumi felt on the side of the throat is bund by a string.

 

There was a snap, and  the light turned on.

Suddenly it was bright all overbear him.

 

未来のある日

 

ぼくはねずみ。パスカくんのともだち。②へつづく

 

「大切なペットとどこでも一緒にいたいな」という飼い主の気持ちを商品に詰め込みました。 動物目線でも思案し、みんなで一緒に安心して居られるキャリーバックを作りました。 お散歩、動物病院、電車の中でも安全に移動するお手伝いをします。

パスカンパニーウェブサイト

https://yukatopascompany.com

 


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